話題のローン「リバースモーゲージ」って、どんな仕組み。

2022.04.21(木)

こんにちは、ロコホームの尾松です。
最近、雑誌やTVなどのメディアでよく目にする「リバースモーゲージ」。何のことだかご存じですか。
「シニア向けのローンらしい」ということはなんとなく分かっていても、詳しくは知らないという方が多いのでは?
話題の貸付制度の特長と、メリット・デメリットをご紹介します!

リバースモーゲージとは?
自宅を担保にした高齢者向けローンの一種。持ち家にそのまま住み続けながら融資を受けられる貸付制度です。借主が死亡したときには、担保物件を売却して借入金を一括返済します。融資の受け方は、融資枠内で定期的にお金を受け取るタイプ、一括で受け取るタイプなど様々。
通常のローンは定期的に元金+利息の返済が必要となるのに対し、リバースモーゲージローンは月々の返済金額を減額することが可能です。
金融機関、または金融機関と住宅金融支援機構が提携して貸し付けを行うリバースモーゲージ商品の場合は、生存中に毎月利息分のみを返済して残分を死後に一括返済。
一方、社会福祉協議会が扱うリバースモーゲージ商品は、借主の死亡後に相続人が担保物件売却によって借入元金と利息を一括返済します。
いずれの商品も月々の元金返済が無いため、持ち家はあるけれど、年金収入のみで資金が足りないといったシニアにとっては負担の少ない貸付制度です。
老後の生活資金だけでなく、リフォーム資金や住宅ローンの借り換え資金、近親者の住宅取得資金などとして活用されるパターンもあります。

メリット
●自宅を即時売却せずに資金が手に入る(持ち家に住み続けられる)
●月々の支払いが利息のみなので負担を軽減できる
●退職金や預貯金を切り崩さず、老後資金を獲得できる
●借主の死亡後も配偶者に契約を引き継げるモノが多い
●借主の死亡後の元金返済方法は、現金一括返済または不動産売却から選べる
●生存中の繰り上げ返済もできる

デメリット
●融資限度額があるので、長生きすれば生存中に資金を果たして家を失う恐れがある
●生存中に土地・建物価格が下落した場合、融資限度額が見直しされる
●変動金利商品のみで金利変動のリスクがある
●マンションの場合は、一戸建てよりも利用条件の厳しいものが多い

リバースモーゲージとよく混同されるものに、リースバックがあります。
こちらについてもいずれ機会があれば、ご紹介させていただきますね。

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